音質上の特長


フォーマット限界を語る前に、現状のCDフォーマットでもまだまだ出せる音があるはず、との確信から機能を追求せず、特にオーディオマニア向けに製作されたものでない世界中で市販されているごく普通のCDから、演奏家のパッションをダイレクトに感じられる音を出そう、との目標で開発されました。
言い換えれば、最初に目標とする音が存在したのです。新方式によって新しい音が生まれたのではなく、設計目標値が数値ではなく音質そのものだったのです。
イルンゴの音は一般的には相反する、或いは矛盾すると思われていた音質上の概念、すなわち音像と音場、厚みと解像度、濃密感と透明感、繊細さと力強さなどを高次元で両立させています。ですからジャズ・シンバルの強烈な一撃とクラシックバイオリンのしなやかな弦の音が両立するのです。
その結果、イルンゴのユーザーには、パラゴン・オリンパス・タンノイ・AXIOM80などのそうそうたる名器と、ノーチラス・ジェネシス・インフィニティ・ウィルソンオーディオ・ソナスファベールといった超近代スピーカ愛用者がごく自然に存在するのです。
すなわちその音質は古典でもなく前衛でもない、アコースティック楽器をまっとうに聴かせる普遍的な音質といえましょう。


●アナログを思い出す深みと厚み

CD時代になって多くのオーディオファンが感じた「アナログより音が薄い!」という不満。その不満を解消すべく705IIは強力な電源回路を100%活かし、とてもCDとは思えないほどぶ厚くコクのある音を実現しています。
その結果、名盤の復刻盤がオリジナル盤を上回るか、と思うほどに力強く鳴り響きます。


●高音部は当然、低音にいたるまでの恐ろしいほどの奥行き感

左右独立した100w級アンプ並の電源部が超低音まで立体的に音像を分離します。その結果モノラル録音ですら驚くべき奥行き感を感じさせます。


●よく聴くと高解像度

各楽器の基音を分厚く表現するため、これ見よがしの解像度は見せません。しかし実際には低音部まで驚くほどの解像度を備えています。
一聴して音に厚みが有るため、むしろ柔らかさ、しなやかさを感じます。けれど音のエッジをボケさせた柔らかさとは一線を画しています。
オペラではステージ上の歌手がギョッとするほど生々しく浮かび上がります。


●空間合成された和音や響きを生々しくリアルに表現

アコースティック楽器が出す音と音との重なりから生ずる共鳴音、それは単楽器でも複数の楽器相互間でも存在し、録音されています。さらに前に発せられた音と(それを聴きながら演奏者が出す)その後の音とのハーモニ−が、恐ろしいほど表現されます。
楽音が発する和音の気持ちよさを体全体で喜びとして感じることができるのです。

         
音質上の特長電子回路の特長構造とデザイン規格・価格